本当に必要?外壁塗装の目的

タイルやレンガの外壁以外なら、必要となる外壁塗装。
とはいえ、家の見た目は築年数が経ってもそこまで変わらないので、その必要性はあまり感じませんよね。
築20~30年経っても外壁塗装どころかメンテナンスもしていない、という方も調べてみる限りちらほらいるようです。
しかし、それはあまりにも危険です。

今回は外壁塗装の必要性とその目的についてご紹介したいと思います。
迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

■外壁塗装の主な目的

外壁塗装は何のために必要なのでしょうか。

・建物を保護し、災害に強くするため

外壁には生活空間である家の内部を雨風から守る、という大きな役割があります。
もちろん、プライバシーの確保や遮音という役割もありますが、生活が守られるという視点において雨風を防ぐことは第一前提ともいえる要素でしょう。

この雨風から住まいを守るためには「防水性」が不可欠です。
しかし、この防水性は永続的なものではなく、徐々に失われていってしまうもの。たいていは築10年ほどで外壁材の防水性はなくなってしまいます。
そのため外壁塗装を行って防水性を高めれば、住まいを長持ちさせることにつなげられるのです。

この防水性を保っておかないと、雨漏りが発生するリスクが高まります。
じわじわ浸入した雨は壁の中に広がり、建材や断熱材にまで至るでしょう。そこで腐食が起こると建材はもろくなり、耐震性にも影響が出ます。

家の内部で腐食が起こるともちろん自然には直らないので、虫歯に対する歯科治療や検診のように、未然に防ぐことが重要になります。
それが外壁塗装が必要とされる大きな理由・目的です。

・補修を兼ねる
上と関連しますが、外壁塗装は外壁に生じた劣化の補修も行います。
ひび割れの補修やシーリングの打ち替えなど、塗装以外に下地のメンテナンスを行うため、よりお家が長持ちするように。
シーリングは外壁材の隙間を埋めるゴム状の充填剤ですが、10年以上たつと剥がれてしまい、雨水が壁内に浸入しやすくなります。
外壁塗装は、このような外壁に関わる建材を見直す貴重な機会。
このような見直しを定期的に行うことで、単に塗膜を張るだけではなく、さまざまな部分で耐久性の低下を防ぐ意図があります。

・見た目をきれいにする

外壁塗装を行うと「見た目が新築のようにきれいになった」というお客様の声をよく頂戴します。
築10年ほどがたつと紫外線によって色褪せが目立ち、雨によるホコリやチリが付着して汚れています。ひび割れやチョーキングなどの症状によって、新築時と比べると見劣りしているかもしれません。
外壁塗装では基本的に3回塗り重ねるので、元の外壁をすっかりカバーすることが可能です。

また、元の外壁と同じ色を塗る必要もないので、新しい色を塗って見た目を変化させることができるのも、楽しみの一つです。

・掃除を楽にする

外壁塗装の塗料には付加機能といって、防水性のほかにさまざまな機能がついている製品があります。
塗ると汚れがつきにくくなる低汚染性や、湿気の多い地域や環境で重宝される防カビ性・防藻性などの機能があれば、今まで時間を取られていた掃除の手間が少なくなることも。
汚れも劣化の原因となりますので、汚れにくい壁というのは結果的に家を長持ちすることになります。

・室内を快適にする

昨今は遮熱性・断熱性などの機能を持った塗料が登場しており、とくに遮熱塗料を使用した場合は自治体から助成金・補助金を受け取れることも。
これらの塗料を使った家は室内の熱が上がりにくく、夏場の空調コストを抑えることができます。断熱性のあるものは冬場も快適に過ごせるでしょう。

・売却しやすくする

外壁塗装を行うと見た目がきれいになるため、売却を考えている場合はより売れやすくなります。
不動産業界では、家が売れる条件において立地・間取り・価格が争点になるようですが、これらのどれもがあてはまらなくても、リフォームや内装が良ければOKということも。

なかなか売れない家でも、リフォームで整えたら買い手がついたケースがあります。
印象の良さは大きな武器になるでしょう。

逆に何もしないまま放置すると、資産価値を大きく落とすことに。
売却できず、さらに費用をかけて取り壊すしかない事態もあるでしょう。

・安く住むため
外壁塗装の相場は、平均的な30坪のお家で施工した場合、約60~100万円の費用がかかります。
高いと感じたかもしれませんが、結果的には節約につながる可能性が高いです。
そのまま外壁塗装をしないと、メンテナンスもなにもないため、お家が徐々に廃れていくことに。最終的には、大掛かりな建て替え工事が必要になる事態も考えられます。
建て替え工事になれば2,000万円ほどがかかるため、外壁塗装をしないよりも負担になってしまうでしょう。
固定資産税も引き上げられるので、老後に差し掛かったときには大きな打撃になりかねません。
後になってからは取り替えしがつかないので、外壁塗装は適切な時期に行うことが大事です。

■まとめ

今回のポイントはこちらです。

・外壁塗装の目的とは、雨水や紫外線などによる劣化から家を守り、長く住み続けられるようにするため
・ほかに、見た目や手入れの手間などを改善し、経済面において有利になる要素を手に入れられる

外壁塗装の大きな目的は家を守ること、ひいては住人を守ることです。
目安として築10年がたっておりましたら、ひとまず外壁診断などをお願いしてみましょう。

松原塗装は大阪府茨木市を中心に、北摂エリアで外壁塗装・屋根塗装・防水工事を承っております。
20年以上塗装工事に従事し、大手ハウスメーカーの下請けとして多くの住宅に関わってきましたので、対応力に自信があります。

ご依頼いただきましたら、直接赴いて調査を行い、それぞれのお家に合った最適なプランをご提案。
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